同じ豆なのに、昨日と違う日
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昨日の朝に開封した豆を、今朝もそのまま使いました。銘柄も焙煎も変えていないのに、一口目の印象だけが違っていたのです。<br>豆のせいだと決めつける前に、注ぎ方やお湯のタイミングなど、その朝の手つきを思い出すことがあります。
昨日開封した豆なのに、今朝の味が違う
銘柄も焙煎も粉の量も変えていないのに、一口目の苦みの出方が昨日と違います。
カウンターに置いたままの豆で淹れた朝

カウンターの端には、昨日の朝に開封した豆の袋が置いてあります。銘柄も焙煎も替えておらず、粉の量もいつもの大さじで軽く山盛りにした程度で、昨日と大きくは変えていません。
それでも一口目で手が止まります。昨日は舌の真ん中に甘さが残った気がするのに、今朝は先に苦みが来て後味が少し短い。豆が一日で急に傷んだ感じでもないので、淹れる手順のどこかが昨日とずれているのだと思います。
こういう朝は、月に何度かあります。
豆以外で、味が動くところ
注ぎ、お湯、挽くタイミング

同じ豆でも、お湯を注ぐ間隔が十秒ほど短くなるだけで抽出の進み方は変わりますし、ケトルを火から下ろした直後のお湯を使うか、カップを温めてから少し置いたお湯を使うかでも、香りと苦みのバランスは違ってきます。昨夜のうちに挽いて密閉しておいた粉と、淹れる直前にミルで挽いた豆とでは、最初に立つ香りがはっきり違います。
うちでは豆のまま買い、挽くのは淹れる直前にしていますが、それでも揃わない朝があります。眠い日は蒸らしのあとにすぐ次のお湯を足してしまい、時間に余裕がある日は粉が膨らむのを見てから次を注ぐ。豆の袋は同じでも、ケトルを傾ける角度や待ち時間が違っているのです。
鼻が通っていない日もありますし、残暑が明けて空気が乾き始めた朝は、昨日より香りが鋭く感じることもあります。味を決めているのは、袋の中の豆だけではありません。
アラームを二度押した朝の淹れ方
蒸らしを短く切った一杯

出勤前で時間がない朝は、お湯が沸いたらすぐに注ぎたくなります。蒸らしを短く切り上げて次のお湯を続けて足し、ケトルを置いたすきにスマホの通知を見てしまうこともあります。
豆はポピュラーなブレンドを豆のまま置いていて、昨日の朝に開封した袋を今朝もそのまま使っています。それでも味が薄く感じることがあり、そのときは豆を責めるより先に、蒸らしの秒数や注ぎの間隔が昨日と違っていなかったかを思い返すようにしています。
出勤まで間がある朝の淹れ方
粉の膨らみを見てから次を注ぐ

休日の朝や、出勤まで二十分ほど余裕がある日は、同じ豆でも印象が違います。マグカップにお湯を入れて一度温めてから捨て、そのあとに抽出を始め、粉の上にお湯が広がり中央がふくらむのを見てから次の注ぎに入ります。急がない分、香りが先に立って苦みが後ろに下がることが多いです。
使っている豆は平日の朝と同じ袋で、変わっているのはケトルを持つ速さ、蒸らしの待ち時間、カップを温める一手間です。厚みのあるマグカップだと飲み終わるまで温度が落ちにくく、その日の味を最後まで確かめやすいです。
違う朝があっても、袋をすぐ替えなくていい
まずは注ぎとお湯のタイミングを見直す
豆の銘柄を固定しても、毎朝が同じ味になるとは限りません。眠さで蒸らしが短くなったり、お湯の温度が昨日と違ったり、鼻の調子が悪かったりするからです。
味が気になった朝でも袋をすぐ捨てる必要はなく、次の一杯で注ぎの間隔とお湯を少し置く時間を昨日に近づけるだけで、印象が戻ることもあります。
この記事のまとめ
昨日開封した同じ豆でも、今朝の味だけが違う日があります。変わっているのは袋の中だけでなく、注ぎの間隔、お湯のタイミング、挽く直前かどうか、その朝の自分です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
気になる朝があっても、まずは次の一杯で手つきを揃えてみてください。同じ豆のまま、味が戻ってくることもあります。