カシスやカラメルを感じる香り。
グレープフルーツやシトラス、ブラッドオレンジのようなジューシーさと、
ピールやグリーンティーをイメージする心地よい渋み。
ブラウンシュガーやチョコレートを連想する上品な甘みとコクの余韻。

各零細農家での、自宅での果肉除去および水洗処理が禁止されているケニアでは、農家は収穫したコーヒーチェリーを近隣の水洗工場に持ち込み販売しています。
ケニアの、それも特に高品質なコーヒーを生産する水洗工場では、このチェリー受け入れ時の検品が厳格で、品質によって買い付け価格が変わるだけでなく、未成熟の混入率によっては受け入れ自体を拒否する水洗工場も多く存在します。 ケニア産コーヒーの品質の高さを根底で支えているのは、肥沃で力強い赤土や理想的な自然環境だけではなく、厳しい規制と品質管理のおかげでもあります。

偉なるケニア山が生み出す昼夜の大きな寒暖差、ゆっくりと成熟したチェリーは零細農家が丁寧に収穫し、熟度の高いチェリーのみが伝統的な発酵水洗で処理されます。
圧倒的なアフリカの太陽の下、絶え間ないかく拌によるスロードライによりその潜在性は最大限まで引き出され、ケニア最高峰の品質が生み出されます。

コーヒーには奥深い魅力があり、同じコーヒー豆でも焙煎度合により、様々な香りや味わいをお楽しみいただくことができます。 焙煎が浅ければ酸味が強調され、香りは軽やかになります。深くなると酸味が隠れ苦みが増し、香りは重たくなります。

抽出する器具に合わせた挽き方をご指定頂くことが、コーヒーを美味しく抽出する近道といえます。