【当店クラシフィカドールのコメント】

バニラやアプリコットを感じる複雑な香り。
シルキーな飲みくちに、シトラスやラズベリーのようなジューシーさと
ナッツやマロンをイメージする上品な渋み。
カカオやブラウンシュガーを連想するコクと心地よい甘さの余韻。

　COEメキシコ大会とタプラ農園について

今回のCOEメキシコ大会は、精製方法により3つの部門（Traditional Washed / Traditional Honey & Natural / Experimental）に分けられ、それぞれ10ロットが入賞コーヒーに選出されました。

本商品はプエブラ州北部シエラ地方に属するソンゴソトラに位置しているタプラ農園による、伝統的水洗式部門の第6位入賞ロットです。わずか0.5ヘクタール強のこの土地は、約9年前にマルティナ・ルナ・ガオナさんが相続しました。それ以来、彼女はこの小さな土地の管理を一手に担ってきました。

受け継いだ当時は、ティピカ種が植えられえていましたが、さび病による被害をうけ、品種の変更を余儀なくされたといいます。約7年前に新しく植えたマルセレサ種は品質が良く、様々な地域品評会に入賞していき、そしてCOEに見事入賞しました。

今回のロットを用意するために、彼女は土壌施肥を3回、開花誘導のために葉面散布を2回、果実のために1回行いました。選択的な収穫を行い、最適な熟度の果実だけを丁寧に摘み取ったといいます。家族から紡がれた農園で、一人の女性が生み出す、伝統的で素晴らしいロットをお楽しみください。