【当店クラシフィカドールのコメント】

アプリコットやハーブ、ほのかにフローラルさも感じる複雑な香り。
軽やかな飲みくちに、キウイやオレンジをイメージする酸味とハチミツやマンゴーのようなやさしい甘さ。
アーモンドや抹茶を想わせるコク。スパイシーな余韻。

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【Cup of Excellenceでのカップ評価】

Overall: Matcha, Floral, Guayaba, Honey, Jazmin, Kiwi.
Aroma/Flavor: Orange, Stone Fruit, Almond, Apple, Apricot, Biscuity, Black Cherry, Black Tea, Blueberry, Brown Spice, Orange, Mango, Mint, Passion Fruit, Peach, Red Berries, Sweet Lemmon.
Acidity: Tartaric, Citric Acid, Malic Acid.

　COEニカラグア大会とエル パラシオ農園

今回のCOEニカラグア大会は、精製方法により2部門（Washed Processes / Natural & Honey）に分けられ、各部門15ロットずつの合計30ロットが入賞コーヒーに選出されました。

ニカラグアでも有数のコーヒー名産地として知られるヒノテガにエル・パラシオ農園はあります。高品質なコーヒー愛好家にとって、この場所は至高の立地条件といえます。

ファミリーで代々受け継いできた農園で、今回COE入賞に輝いた情熱的な生産者フェルナンド・ホセ・チャベス氏は、当初からこの地域で最も上質で香り高いコーヒーの栽培に人生を捧げることを決意していました。
恵まれた環境にあるこの農園は、穏やかな気温、安定した湿度、そしてコーヒーの木の最適な成長を促す涼しい風という特徴をもつ、独特の微気候(マイクロクライメット)を生み出しています。

農園固有の微気候は、この標高で育つアラビカ種コーヒーの栽培に理想的な条件を作り出しています。標高1,250mという高地は豆の成熟を緩やかにし、国際的なコーヒー市場でも際立つ、複雑な風味と香りを育みます。
晴天の日差しと夜の涼しさの寒暖差により、豆は鮮やかな酸味と濃厚なアロマを帯び、トロピカルフルーツからフローラルなニュアンスまで、多様な香りを放ちます。

またこの農園は、その気候条件だけでなく、持続可能で環境に配慮した農法への取り組みでも際立っています。土壌の健康状態や生物多様性の促進に力を入れて、一杯一杯のコーヒーに、栽培に注がれた品質と愛情が反映されることを願っています。
ヒノテガのコーヒー産業の歴史を大切にし、100年以上前にフェルナンド氏の曽祖父である創業者トランシト・チャベス氏がこの土地に魅了された原風景を忘れる事のないように、誇りをもって次世代へ繋がる農園運営がされています。
エル・パラシオ農園の歴史はこれからも続いていきます。